究極の『相利共生』 高校ホールの東側にこんな花が咲いているのを知っていますか? 『ユッカ』(和名キミガヨラン)という北米原産の植物です。 豪快な花を咲かせますが、日本では実がなりません。 花粉を運んで受粉させる「ユッカガ(蛾)」が日本にはいないからです。 ユッカガはユッカの花に産卵し、生まれた幼虫はユッカの種子(幼虫はこれしか食べません)を食べて成長します。 ユッカの実は十分大きいので、幼虫に食べられてもほどんどが残り、発芽には影響しません。 『ユッカなしではユッカガは子孫を残せず、ユッカガなしではユッカは子孫を残せない』 …アメリカの蛾に思いを馳せながらどうかこの花を見てください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生物部が聖堂の花壇の植え替えをしました。2日間のべ20人の作業…よく働きました。 植えたのは『ポーチュラカ』…乾燥に強く高い光合成能力を持つ「C4植物」です。 7~9月には色とりどりの美しい花を咲かせて、登下校の生徒たちの目を楽しませてくれ(ると思い)ます。