人の痛みに寄り添う 昨日の高校3年生のILPは、「人の痛みに寄り添う」学習でした。「大阪ヒートクール」から講師を招き、ワークショップとともに、希望した生徒には生理痛体験も実施していただきました。ワークショップでは「歯痛」や「生理痛」、「アレルギー」など痛みが書かれたカードを引き、どのように辛いのか、どういう対策が考えられるかを考えて共有します。「痛み」を含め感覚は目に見えず、共感するのが難しいものです。「すごく痛い」の痛さは人によって異なるかもしれません。想像力が必要です。 他者の感じ方を知る 他者を想って行動するには 同時進行の生理痛体験は、腹部に専用の機械を装着し、想像しにくい生理中の感覚を疑似的に体験しました。体験した生徒は、その感覚の言語化に苦労していました。 また、希望した教員も別の時間に研修※を受けました。※教員が受けた研修については、経済産業省 令和6年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の採択事業として実施しました。 座る、立つ、姿勢が変わるだけでも痛みが変わります。 この体験を通して、「感じ方は人それぞれ」であることを改めて実感しました。自分にとって平気なことが他の人にとっては辛く感じられることもあれば、自分が辛いと感じることが平気な人もいる。その違いに気づくことが、周りの人への思いやりにつながっていくのだと思います。今回の体験では、他者への配慮や共感を深める貴重な時間を持つことができました。大阪ヒートクールの講師の皆様、素晴らしい学びの場をありがとうございました。